ネットショッピング大好きな我が家には、週に一度は必ず、Amazonのロゴの入ったダンボールが届きます。
一昔前までは、台所用洗剤をひとつ買っただけなのに、80サイズほどのダンボールで届けられた……なんていう、過剰包装ともいえる梱包で、もったいないと思うことが多々あったAmazon。
けれど近ごろ、薄くて軽いものは、緩衝材つきの紙袋に入れられ、ポストに投函されていたりして、だいぶ改善された印象を受けます。
とはいえ、やはりあのマークのダンボールを宅配業者さんが持ってきてくれると、テンションが上がりますよね!
そんなAmazonのダンボールについて、今回は少し掘り下げていきましょう。
Amazonのロゴの入ったダンボールって、買えるの?
Amazonのダンボールは意外と人気??
注意その①! Amazonのダンボールを再利用する時に気をつけるべきコト
注意その②! Amazonのダンボールを捨てる時はココに気をつけよう!
おわりに……
【Amazonのロゴの入ったダンボールって、買えるの?】
結論からいうと、新品は購入できません。
Amazonでも販売していません。
どうしても欲しい場合は、自分のところに送られてきたものを再利用するという手があります。
しかし、狙ったサイズの箱が必ず届くとは限りません。
なにしろ、Amazonで取り扱うダンボールのサイズは、じつに90種類以上もあるそうですから!
どれほどたくさんの種類があるかは、こちらのページをご覧いただければ、参考になると思います。*現在は記載されている以上の種類が存在します。
こんなにも多くの中から、同じサイズの箱を複数手に入れるのは、狙ったサイズのAmazonダンボールを入手するよりも大変そうです。
私の経験上では、たとえ同じ商品を頼んだとしても、同じ型番のダンボールで届くとは限りませんでした。
運良く同じサイズのダンボールが届いたとしても、底の形状がワンタッチで組み立てられるタイプだったり、テープでとめるみかん箱タイプだったりと、ばらつきがありました。
なぜそうなってしまうのかは、謎です。出荷倉庫の事情か、はたまた梱包する人のセンスによってチョイスが変わるのか……。
実際にAmazonの倉庫で働いてみたら、その謎がとけるかもしれませんね。
自分に届いたAmazonダンボールが、狙い通りのものではなかった! という場合、ネットオークションで落札する方法があります。
試しにいくつかのネットオークションで検索してみましたが、過去に中古のAmazonダンボールが出品されていた履歴が残っていました。
落札価格は、とてもお安かったです。しかし──大きさによっては、送料が高くなってしまう場合もあります!
そのあたりも加味した上で、納得できる金額ならば、ネットオークションを利用して入手するのもアリだと思います。
【Amazonのダンボールは意外と人気⁉︎】
Amazonのダンボールについてあれこれ調べている時、年に一度のプライムデーのお知らせメールが届きました。
プライムデーとは、とどのつまり、Amazonのセールです。
掲載商品が数量限定で安く買えたり、普段売っていないものが販売されたり、いつもよりもポイントがたくさんついたり……と、プライムデーは大変お得なセールなのです。
なんの気なしに特集ページを眺めていると、スペシャルなアイテムを見つけました!
その名も「Amazon段ボール風 壁掛け時計」!
ダンボールを思わせる色とテクスチャを下地とした文字盤に、Amazonのロゴとバーコードが入った、円形の壁掛けアナログ時計です。
こういった商品が発売されるということは、つまり、Amazonダンボールのデザインに惹かれる人が、私以外にも一定数いる──ということなのではないだろうか?
考えた私は、すぐさま調べました。
そして発見しました! Amazonダンボールコレクターの記事を!
この方は、借りたトランクルームがパンパンになるほど、たくさんのAmazonダンボールを集めていらっしゃるようです。
→https://dailyportalz.jp/kiji/160825197266
別の方も「ADCP(Amazonダンボールコンプリートプロジェクト)」と名付け、収集にいそしんでいらっしゃいました。
→http://kaminodesign.way-nifty.com/blog/2013/06/amazon-5900.html
コレクター魂を揺さぶられる気持ちも、分からなくもないです。
例えるならば、食玩。チョコスナックなどにオマケでついてくる、カードやシールを集める感覚に近いのではないでしょうか。
手元に届くまで、どんなサイズでどんなタイプの箱か分からない。シークレットのような、珍しいサイズの箱もある。
全種類コンプリートしたくなるのも、おおいに頷けます。
他にもAmazonのダンボールに魅せられた人はいないか、私はネットパトロールを続けました。
すると、コレクターとは別のカテゴリーで、Amazonダンボールにハマっている方々を発見しました。
Amazonのロゴを活かしつつ、ダンボールをリメイクする猛者たちです。
その力作を、とくとご覧ください!
・「Amazonのダンボールを再利用してペンケースを作ってみたよ」
・「Amazonのダンボール箱を6箱or12箱使ってつくるキャットタワー」
・「amazonのダンボール箱コンプリートプロジェクト XM01 と3箇所切り離すだけでできるA4トレイの作り方公開!」
こちらはAmazonのロゴはないけれど、Amazonダンボールで作られています。
・「Amazonのダンボール箱で作るコミック&文庫本ボックス」
なんと書籍もありましたよ!
・「Amazonのダンボールをリメイク! 収納&インテリア雑貨」
皆さん、いろいろとステキなグッズを作っていらっしゃいますね!
触発された方は、オリジナルのAmazonダンボール製グッズを作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【注意その①! Amazonのダンボールを再利用する時に気をつけるべきコト】
ここまでほのぼのとした雰囲気で、Amazonのダンボールについてのいろいろをご紹介してきましたが、検索しているうちに、何件か気になる記事を発見しました。
それはAmazonのダンボールを、オークションの梱包資材として再利用する場合に起こり得るトラブルについて書かれた記事です。
オークションで落札された商品を、Amazonのダンボールに入れて発送したところ、宅配業者から
「受取人様が受取拒否なさったのですが、こちらのお荷物はいかがいたしましょう?」
という連絡がきてしまった──という事案が、少なからず発生しているようです。
受取人である落札者に事情を訊いてみると、
「注文してもいないのに、Amazonから謎の荷物が届いた」
と、本家Amazonからのお届けものだと勘違いして、受取拒否してしまったそうなのです。
これは困った問題ですね……。
しかし、とても簡単な解決策があります。
差出人(出品者)が、ダンボールにプリントされたAmazonの文字の上に、ガムテープを貼ればいいだけなのです!
ガムテープがなければ、マジックでバツをつける、塗りつぶすなどすれば大丈夫。
もしくはあらかじめ落札者に、
「Amazonのダンボールで送ります」
とダイレクトメッセージを送っておいてもいいでしょう。
逆に、自分が受取人の場合、Amazonのダンボールで商品が届いて不審に思ったら、宅配業者に「差出人の名前」と「品名」を尋ねましょう。
受け取るか否かの判断基準になるはずです。
ちょっとズルいやり方ではありますが、「内容物が破損していないか確認する」という名目で、配達員さんと一緒にダンボールを開けてみるという方法もあります。
ちなみに、受領印を押す、またはサインをしてしまったら、もう受取拒否できませんので、ご注意くださいね!
受取拒否できない状態になったけれど、どうしても返送したいという場合には、着払いか元払いで配送を依頼するしかありません。
差出人も受取人も、お互いがちょっとした気遣いをするだけで、トラブルを回避することができそうですね!
【注意その②! Amazonのダンボールを捨てる時はココに気をつけよう!】
いらなくなったAmazonのダンボールは、たいてい収集日に、ゴミとして集積所に出しますよね。
たたんで、他のダンボールとまとめて紐で縛り、集積所にポン……のその前に、やっておくべきことがあります。
それは、プライバシーの保護。すなわち、ダンボールに貼り付けられているラベルをはがすことです!
Amazonからの荷物には、シール状の伝票とバーコードのラベルが貼られています。
お届け先として、あなたの住所氏名が記載されていますよね。
自分の名前が明記されたゴミを出すと考えただけで、気持ちのいいものではありませんし、誰にどう悪用されるか分かったものではありません。
はがしてしまいましょう。
住所のラベルをはがしてみると、不思議なことに、ラベルが大小ふたつに綺麗に分かれます。
ダンボールに残された小さいラベルには、「お問合せ伝票番号」なるものが書かれています。
こちらの番号を、Amazonの自分の注文履歴と照らし合わせて見てみると、「トラッキングID」と書かれている数字と同じでした。
つまりこの番号には、いつ、どこに、誰に配達したかという情報が織り込まれていることになります。
念のためはがしておくに越したことはありません。
そして伝票とは別に貼られている、謎のバーコード。
これもはがしておくと安心だと思います。
一見するとなんてことないバーコードにも、実はさまざまな情報が埋め込まれています。
どんな種類の情報があるかは、こちらのページが参考になります。
・「みんなに知ってほしいバーコードのお話し」
Amazonの荷物のバーコードにどんな情報が埋め込まれているかは、我々には分かりません。
しかし何らかの情報が含まれていることは確かです。
息を吸って吐くくらいの短い時間しかかからず、ひと手間加えるだけで、安心して捨てられるようになるのなら、はがしておいても損はないのではないかと思います。
【おわりに……】
すっかりおなじみになった、Amazonのダンボール。
コレクションしたり、再利用してみたり、さまざまな楽しみかたがありますね。
さすがに私は集めたりできませんが、主に再利用のほうで活用しています。もとい、活用させられています。
我が家には、2匹の猫がいます。
ダンボール好きの奴らは、Amazonから荷物が届くたび、しっぽをピンと立てて大歓迎。
開ける前の箱に乗ってはしゃぎ、開梱するなり中に入り込み検品、中身を空にするとずーっと居座って別荘化する始末です。
そのため、なかなかたたむことができず、収集日まで大小さまざまなダンボールが、部屋のあちこちに転がっています。
リメイクするでもなく、ただ猫の別荘として転がしておく……というパッとしない使いかたではありますが、これはこれて充分に活用できているような気がします。
Amazonのロゴの口元らしきデザインが、ダンボールの中でくつろぐ愛猫へ、今日もニヒルに微笑みかけてくれています。