皆さんも家に「これは失敗した~~」という家具が1点や2点、あるのではないでしょうか。わたしは引っ越しのたびに「この家具があったら家がめちゃくちゃステキになるぞ~~!!」と意気込み、家具を買うのですが、いざ家の中にいれてみたら大きすぎて部屋を圧迫してしまったり、部屋の雰囲気に合わなかったりして「買うんじゃなかった……」とガッカリすることが多いのです……。
そんなわたしがいま狙っているのが、靴箱!
元々家に靴箱がなく、靴は玄関に出しっぱなしだったのですが、最近オシャレに目覚め、靴を集めだしたことから、靴箱がほしくなってきたのです。
とはいえ、靴箱も大きな買い物……。
うちの玄関はお世辞にも広いとは言えませんし、もし購入して「やっぱりいらなかった」というのは避けたい……。
そこで靴箱を購入する前に一か月間、ダンボールで代用してみることにしました。
今回はわたしの靴箱を求める道のりをまとめてみたいと思います。
【目次】
通販サイトで売っているシューズボックス
シューズボックスの組み立て方動画
Amazonのダンボール箱なら簡単にシューズボックスを自作できる!
これは職人技!ダンボールで靴箱!
さいごに・ダンボールの購入時は厚さもチェック!
○通販サイトで売っているシューズボックス
「靴箱」で検索をしていると、オシャレなブロガーさんの記事に『靴は毎回、購入時のシューズボックスに入れてクローゼットで保管しています』というものを見つけました。
そうか、シューズボックスに靴を入れて、クローゼットに保管すれば大きな靴箱がいらないんじゃない!?と思いましたが、次の瞬間には、走馬灯のように、靴屋さんで「箱、いりません!」ときっぱり答えているわたしの姿がかけめぐりました……。
シューズボックスなんて一個も家にないよ~~~!!
しかし、あきらめきれずに『シューズボックス 購入』で検索をかけてみると、こんなものを見つけました。
『靴が多くなってしまい、収まりきらないので購入しました
頻繁に履かない靴はボックスへしまい、マスキングテープで品名をかいて保管しています
シューズボックスもすっきりし、とてもよかったです』
『箱の組み立てが思っていたより簡単でした。
細かい穴などの型抜きの感覚が楽しくて一気複数に組み立てました。ポラロイドで靴の写真を撮ったものを貼って、かっこよく整理ができました。また靴が増えたら購入します♪』
こちらの商品は組み立て前の状態で送られてくるシューズボックス。組み立てる前の平らな状態なら、100箱分を積み重ねても15㎝程度の厚みで収納可能だと紹介されています。
組み立てた箱の外見はN式タイプと呼ばれる箱。箱の側面に3cm程度の穴が空いているので通気性がよく、さらに棚から箱を取り出す場合はこの穴に指をひっかければ、簡単にひっぱることができるのだそうです。幅200㎜と広めの設計なので、シューズケースの用途以外にもパーツや、工具、器具などの収納や、子供のおもちゃ箱としても活用できると書かれていました。
レビューを見ると、このシューズボックスにマスキングテープで品名を書いたり、ポラロイドで靴の写真を撮ったものを張り付けたり、テープを使ってカラフルに飾り付けて楽しんでいるなど、さまざまな工夫がこらされている様子がうかがえます。
たしかに、見た目の良さを重視するなら、いろんなお店のシューズボックスを積み上げているより、同じ種類のものを購入したほうが統一感が出そう……。
なにより、『いらないときは畳んで収納できる』というところにグッときました。
なんといっても、わたしの後悔は「買ってしまったけど、場所をとりすぎてキライになる」ですから。
さらに新聞紙柄のオシャレなシューズボックスや茶色にブーツ用のシューズボックスも見つけることができました!
・新聞紙柄が可愛いシューズボックス
・ブーツ用の大きなシューズボックス価格3,142円 (税込)
○シューズボックスの組み立て方動画
組み立て式のダンボール製シューズボックスは場所をとらずに収納ができるのが、とっても便利なのですが、「組み立て式はちょっと……」という方もいらっしゃるかもしれません。
わたしもその昔、ベッドの組みたて料をケチり、「自分で組み立てます!」と言い張って家具屋さんからベッドを購入したものの、1日経ってもベッドが完成せず、泣く泣く家具屋さんに電話をかけて後日、組み立ててもらった記憶があります……。
そんな方におすすめなのが、シューズボックスの組み立て動画です。
・靴の収納や発送に!万能シューズボックスのご紹介【組み立て・梱包動画付き】
組み立て式のシューズボックスはN式と呼ばれる組み立て方をしています。
短辺のカギのような形をしているところを組み合わせ、そのうえに覆いかぶせるようにフタをします。上部のフタの部分も動画のように折りこめば、完成です!
★ワンポイントアドバイス
靴を収納してるとなんだか臭く感じる……。という人もいると思います。とくに男性のビジネス靴は湿気がたまりやすい作りになっているので、匂いを気にする人は多いのではないでしょうか。
足の裏やつま先は、体のなかでもとくに汗をかきやすい部位で、1日でコップ1杯分(約200ml)の汗をかくと言われています。とくに履き口が狭い男性用のビジネス靴は通気性が悪いので、靴が吸収した水分が翌朝も残っていたりするのだとか。
そのため、靴をシューズボックスに入れる際は、動画でも冒頭にあったとおり、紙(新聞紙等でも良いと思います)を靴の中に詰めてあげると、型崩れ防止にもなりますし、湿気を取ってくれるのでおすすめですよ!
○Amazonのダンボール箱なら簡単にシューズボックスを自作できる!
シューズボックスをオシャレに並べてクローゼットに収納もありかも……。10枚で1800円くらいなら……。そう思いながら、ぽちりそうになったわたしだったのですが、『注文確定ボタン』を押そうとした瞬間「んん……!?」と目を見開きました。
『2838円』になっていたのです……!
よくよく見ると、『送料970円』の文字。いくらぺたんこにしても、送料はそれなりにかかってしまうもののみたいです(それはそうですよね……!)。
シューズボックスは欲しいけれど、2838円は正直痛い……。そのとき、わたしの目に部屋の隅に置いておいたダンボールが目に入りました。
同じ『ダンボール』という素材なんだから、自作出来ないだろうか。そう思い、調べてみると、ダンボールでさまざまな自作をしている方を見つけることができました。
わたしが「おお!」と思ったのは、『Amazonのダンボール箱がシューズボックスのサイズにぴったり』という記事。
Amazonのダンボール箱の最も流通しているサイズ(A4の雑誌が収まるサイズ感)が靴を置いた時の底面積とほぼ同じなのだそうです。
さらにXM03というサイズなら、靴の高さとほぼ同じ高さの12cm。
『XM03、XM04、XM05、XM10、XM13はほぼ同じサイズで、外寸は約253×330×120mmとなっています。内寸は約248×325×115mmです。甲高の紳士靴の場合は高さがやや厳しい場合がありますが、このサイズであればほとんどの靴が収まります。
ちなみに一番上のXM02なら高さの低いサンダルなどなら入ります。また、XM41なら高さが170mmあるのでハイカットのスニーカーでも入ります』
~New.収納教える.com~
しかし、このAmazon箱は靴を買った時の箱に比べると、長辺や高さはほぼ同じであるものの、短辺は2倍近くの差があるのだそう(靴を買ったときに収納されている箱のほうがスリム)。
そこで筆者さんは、この短辺側をくりぬいて積み重ねることで靴箱を作ってしまおう!と、なんと縦長の靴箱を自作されていました!
これこそ、まさにわたしが欲しがっていた雰囲気の靴箱!!
以下、Amazonのダンボールを使った靴箱の作り方を引用させていただきます。
『Amazonのダンボール箱を使ったシューズボックスの作り方は簡単です。基本的には短辺側の側面を切り開いて積み重ねるだけでOKです。しかし1つだけコツがあります。それは側面を切り落とさずに、天地板にガムテープで貼り付けて補強することです。底板に張り付いている台紙も捨てずに活用します。
Amazonのダンボール箱は紙厚が薄いのでそもそもあまり丈夫ではありません。そこでできるだけ切り捨てずに補強として活用するのがポイントです。切り落とさなければカットする工程も少なくて済みます』
~New.収納教える.com~
○これは職人技!ダンボールで靴箱!
「本格的な靴箱もダンボールで自作できるんだなあ」と感動したわたしは、さらに『ダンボールで作る靴箱』を調べてみることに。
すると、YouTube上に、ダンボール箱で靴箱を作っている方の動画を発見することができました!
こちらは『靴箱』とは明記されていませんでしたが、A4サイズのダンボールボックスなので靴箱にもぴったりだと思い、紹介いたしました。
このダンボールボックスの良いところは何といっても見た目がとっても良いところです。
その理由は、テープを使わずに作っているから。
このダンボール箱は三段ボックス専用のダンボール箱で、最初から、三段ボックスになるための切れ込みがダンボールに入っています。
作り方
- 底面を普通のダンボール箱のように組み立てたら、正面は、ダンボールボックス丈夫の短い辺を折りこみ(折りこむだけですが、背面側が当たる場合があるので、片方の手でロック部分を抑えながら折り曲げると良いそうです)、長い辺を3つに分かれた1段ずつ、折り曲げていきます。ダンボールの反発できれいに折れないことがありますが、多少戻ってしまっても大丈夫です。
- 土台となるダンボール箱の折りこみが完成したら、付属の棚板を差し込んでいきます。最初に立ち上がりに折り癖をつけておきましょう。棚板の折れ曲がる方向ですが、短い辺と平面じゃ逆折れになります。棚板を本体に入れ、側面の折り返しを1段目の左右の内側に差し込みます。棚板を差し込んだ後、本体側面側をしっかりと押し込みます。
- 2段目も1段目と同じく、本体側面を折り曲げます。終わったら、上の棚板も入れます。本体側面の額縁がきれいに折れていないと、棚板が入りにくいときがあるので、しっかりと折り曲げておきましょう。
- 最後に三段目の本体側面を入れ込みます。組み立てた後に、本体の額縁部分、側面の折り曲げ部分をしっかりと折りこんで完成です。
この3段ボックスの設計はきつめにしてあるので、しっかりと折り曲げることがポイントなのだそうです。
ちなみに、この動画を出しているお店『段ボール屋』さんは、オーダーメイドのオリジナルダンボールを作っているお店なのだそう。この3段ボックスも、今回のモノはA4サイズですが、サイズ変更も可能だそうです。
○さいごに・ダンボールの購入時は厚さもチェック!
あれこれ調べた結果、ダンボールで靴箱を作ってみよう!と思いましたが、残念ながらわたしの家にあったのはAmazonのダンボール箱ではありませんでした。
そこで、ダンボール箱を安価で購入し、自作してみようと思ったのですが、ダンボールの厚さに気を付けないとぺらぺらで安定しない靴箱になってしまうという恐ろしい注意書きを発見しました。
売られているシューズボックスはK5(180g)という厚さのものが多いようです。これくらいの紙質だと、しっかりとした感じになるのだとか。ダンボールを購入する際は、紙の厚さがどのくらいかに気を付けて購入なさってくださいね!
一度買ってしまった大きな家具は処分するのが大変ですが、ダンボールで作った靴箱なら作った後も、邪魔になったら資源ゴミに出すことができます。
一ヵ月靴箱を使ってみて、便利だと感じたときは購入する予定でいたわたしですが、ダンボールでできた靴箱のこの便利さ(すぐに処分できる・安価・汚れても罪悪感がなさそう)にハマってしまいそうです……!