手作りダンボールハウスをおすすめできない理由

ダンボールのおもちゃ

ダンボールハウスが欲しいなぁと考えた時、ほとんどの方は、

・市販のダンボールハウスを購入する

・自分でダンボールハウスを手作りする

この2択から入るのではないでしょうか。

市販も手作りも、それぞれメリットとデメリットが存在します。

今回は、手作りダンボールハウスのデメリットを列挙していきます。

ダンボールハウス購入のヒントにしていただけたら幸いです。

【目次】
手作りダンボールハウスのデメリット・その1「虫が……」
手作りダンボールハウスのデメリット・その2「意外と費用が……」
手作りダンボールハウスのデメリット・その3「製作スペースが……」
手作りダンボールハウスのデメリット・その4「クオリティが……」
手作りダンボールハウスのデメリット・その5「製作時間が……」
あなたはダンボールハウスを手作りするのに、向いている?向いていない?
市販のダンボールハウスのメリット

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【手作りダンボールハウスのデメリット・その1「虫が……」】

皆さん、虫は平気ですか?

私は大の苦手です。

子供の頃、夏になればカブトムシやクワガタを飼育し、理科の授業では蚕のお世話をかいがいしくしていたのに(年齢がバレそうですね)、大人になった現在、馴染みのあるそれらの虫にすら、指一本触れられなくなってしまいました。

不思議なものですね。

 

さて、話は一旦横道にそれます。

ダンボールハウスを手作りする場合、まずはどこかのお店で、いらないダンボールを無料でもらってこようと考える方が多いのではないでしょうか。

なんてことないただのダンボールの箱を、お金を払ってまで買おうという発想は、私にはありません。

スーパーなどで「ご自由にお使いください」と置いてあるダンボール箱、または、しょっちゅうお世話になるAmazonの空きダンボールで充分だと考えてしまいます。

 

しかし調べてみたところ、そのダンボール箱……もしかしたらヤバイかもしれないということが分かりました。

なぜならばダンボールは、虫が大~好きな素材だからです!

 

ダンボールの原料は、古紙パルプ。

つまり紙であり、もとを辿れば木からできています。

そしてダンボールを良く見てみると、板紙同士の間にナミナミの紙がはさまっている、3層構造をしています。

このボール紙同士の接着剤として使用されているのが、「コーンスターチ」です。

お菓子などを作る方なら、ピンとくるでしょう。

そう……コーンスターチは読んで字のごとく、「コーン(とうもろこし)」「スターチ(でんぷん)」。

つまり、とうもろこしから作られるでんぷんなのです!

害虫が寄ってきても、何の不思議もありませんよね。

 

先ほど3層構造について少しだけ触れましたが、これもまたくせ者です。

ダンボールのあのナミナミの空間は、虫が卵を産みつけるのにうってつけなんですって……!

想像しただけで、ブワッと鳥肌が立ってしまいます。

 

スーパーでもらえるダンボールは、もともとは食品が入っていたものだったり、そうでなくても野菜の入ったダンボール箱のそばに置いてあった可能性もあります。

Amazonの空きダンボールにしても、輸送の段階で、よそのお宅が注文した果物の箱の下に積まれていたかもしれません。

虫が悪さをする隙なんて、ごまんとあります。

 

そのため、「手作りダンボールハウスを置いておいたら、正体不明な小さい虫が大発生! 家族全員パニック‼︎」……なんていう悲劇に見舞われる可能性が、なきにしもあらずです。

中古のダンボール箱でダンボールハウスを作るのは、やめておいた方がいいかもしれませんね。

 

【手作りダンボールハウスのデメリット・その2「意外と費用が……」】

虫の脅威を避けるためには、新品のダンボール箱を購入する必要があります。

そこで私は、手作りダンボールハウスに使えそうな新品のダンボールを、Amazon調べてみました。

 

・160サイズ 3枚セット 最強素材の超強化ダンボール↓

 

こちらは海外への発送にもうってつけな、超強化ダンボールの箱です。

商品説明を一部抜粋してきました。

 

「とにかく一度触ってみてください!

恐らく人生で触ったことがないレベルの頑丈さです!

ダンボール業界で通常手に入る「最も強い材料」を使いました!

外紙のライナーはK6を使用(通常はC5等、C5<K5<K6)

中芯は通常の1.5倍、さらに薬剤で強化した☆☆強化180g中芯☆☆(通常は120g)

その硬い丈夫なダンボールを更に2枚重ね!

ダブル構造の厚さ8mm!(通常は4mm)

サイズ:外寸約62.0×約51.0×約42.0cm」

 

こんなに「!」をたくさんつけられて頑丈さを力説されると、なんだか惹かれてしまいますね。

さぞかし堅牢なダンボールハウスを手作りできることでしょう。

 

さて、気になるお値段はというと……。

3枚入りで、7333円‼︎

意外とお高くて、

「おっふ……!」

と、思わず変な声が出てしまいました。

 

探してみれば、もう少し安いダンボールも売られています。

けれどせっかく手作りするのならば、できるだけ長く使えるよう、丈夫な素材を選びたいものです。

 

ダンボール本体以外にも、ダンボールハウスを手作りするためには、こまごまとした材料が必要です。

ダンボール同士をつなげるためのガムテープ、または木工用ボンド。

外観をおしゃれにするための、リメイクシートや色紙、ペンキ。

装飾用のシールやモール類。

なんだかんだとチリツモで、合計1000円くらいはかかってしまうのではないでしょうか。

ダンボール本体と合わせると、そこそこの値段になってしまいます。

 

ちなみに、市販のダンボールハウスはというと、安いもので3000円前後の商品が販売されていました。

しかし安い製品はやはりお値段なりで、

「使われているダンボールが薄いから、すぐ破れてしまう」

というレビューが目立ちました。

あちらを取ればこちらがダメ、という状態。

なかなか難しいですね……。

【手作りダンボールハウスのデメリット・その3「製作スペースが……」】

市販のダンボールハウスならば、きっちりそろっている部品を説明書通りに組み立てていけばいいので、さほど作業用スペースをとりません。

一方、ダンボールハウスを手作りするとなると、壁やら屋根やらの部品を作る事から始まります。

 

例えば、ダンボールハウスの側面に窓を作るとしましょう。

組み上げてからカッターで切っていくと、どうしても真っ直ぐ切れません。

力加減も難しく、ボール紙の3層構造の2層目までしか刃が入らず、薄皮一枚残した状態になってしまうこともあります。

逆に、力が入りすぎて、ここまで切ると決めていた箇所を、オーバーカットしてしまう可能性もあります。

かっこいいダンボールハウスを作るためには、組み立てる前の平面状の時に、きっちりカットしておく必要があります。

 

その2でご紹介したダンボールのサイズは、外寸約62.0×約51.0×約42.0cmです。

こちらを2枚組み合わせて壁を形成し、もう1枚で屋根を作るとなると……かなりの製作スペースが必要になるであろう事は、想像に容易いのではないでしょうか。

 

加えて心配なのが、カッターナイフ等の刃物を使う点です。

親子で楽しく作れる年齢の子供、もしくは「離れていて」という指示をきける年齢の子供のダンボールハウスを手作りするのならば、問題ないでしょう。

それよりも小さい子供の前で刃物を使うのは、注意が必要です。

「僕もor私もやる!」

と手を出してきて、思わぬ怪我をさせてしまうかもしれません。

そういった場合、子供が寝静まった夜に製作するか、もしくは子供がいる部屋以外に製作スペースを構える必要があります。

【手作りダンボールハウスのデメリット・その4「クオリティが……」】

ネットで手作りダンボールハウスのHow toや作品例を探してみると、とても素敵な写真がたくさん見つかります。

しかし、紹介されているものと同じ材料を使ったからといって、全く同じ素敵ダンボールハウスが出来上がるとは限りません。

 

例えば、仕上げにリメイクシートを貼るとしましょう。

扱ったことのある方は分かると思いますが、狙い通りの位置にシワひとつなくピシッと貼るのは、至難の技です。

貼る面積が広ければ広いほど、綺麗に施工するのは難しくなります。

リメイクシートは粘着力が強いため、ちょっと失敗してしまったからといって、貼り直しができません。

常に一発勝負なのです。

 

普段からDIYをしている方なら、満足のいくクオリティのダンボールハウスを手作りできるかもしれません。

けれど、ほとんど経験のない方が作ると、残念ながらそれなりの仕上がりになってしまいます。

完璧な手作りダンボールハウスを望むのは、なかなか厳しいでしょう。

【手作りダンボールハウスのデメリット・その5「製作時間が……」】

ダンボールハウスを手作りするぞ! と決めた時、まずは何をするでしょう?

ひとまず作り方を調べますよね。

どんな形がいいか、どれくらいの大きさがいいか、必要なものは何か……etc。

まずこの段階で、多少なりとも時間がかかります。

 

次に、材料集めです。

家になければ買いに行くか、もしくはネットで購入しなければなりません。

ここでもまた時間を食います。

 

全部そろえた後には、サイトを参考にしつつ、ダンボールを切ったり貼ったり組み合わせたり……という手順が待っています。

さらに装飾まで施すとなると、もっと時間と手間がかかります。

 

────さあ、上記すべてを合わせると、総製作時間はいったいどのくらいになるでしょうか?

改めて現実的に試算していくと、ちょっぴり気が重くなってしまうかもしれませんね。

【あなたはダンボールハウスを手作りするのに、向いている?向いていない?】

ここまでに挙げてきたデメリットをふまえて、あなたがダンボールハウスを手作りするのに向いているかどうか、チェック項目を作ってみました。

当てはまる項目が多いほど、向いていると考えてください。

《チェック項目》

1・中古のダンボールでも全然大丈夫。または、価格が多少高くても、新品のダンボールを購入することに抵抗がない。

 

2・製作費なんて気にしない。

 

3・家の中に3~4畳程度の、ダンボールハウス製作スペースを確保できる。

 

4・普段からDIYをしている。または、完成品のアラに目を瞑ることができる。

 

5・製作時間がどれだけかかっても問題ない。

 

6・既製品よりも手作りの方が、魅力的に思える。

 

 

いかがでしたでしょうか。

当てはまる項目が多かった方は、チャレンジしてみてもいいかもしれませんね。

【市販のダンボールハウスのメリット】

これまで手作りダンボールハウスのデメリットをご紹介してきましたが、ここからは市販のダンボールハウスを購入するメリットを考えていきましょう。

市販のダンボールハウスと一口に言っても、種類も形もさまざまです。

ひとつずつ考えていくときりがないので、当サイトで取り扱っているユニコーンハウスの場合のメリットを挙げていきます。

①必要な部品が全部そろっている

ダンボールハウスを手作りするとなると、材料を一からそろえなければなりませんが、ユニコーンハウスを購入すれば、他に買い足す必要がありません。

②組み立てが複雑ではない

組み立て方法や手順をあれこれ頭で考える、またはネットでHow toを見ながら、カットしたり接着したり……。

手作りダンボールハウスでは、この手順を飛ばすことができません。

しかしユニコーンハウスならば、簡単です。

各部品、カット済みです。

おしゃれな色柄がプリントされているため、ちょっと勘のいい方なら、組み立て図を見なくても、完成図だけで直感で組み立てることも可能です。

また、カッターナイフ等を使わないので、子供と一緒に安全に組み立てられます。

③付属パーツで手作りダンボールハウスさながらのオリジナリティを出せる

みんなと同じがイヤ! というおしゃれさんに、うれしいポイントです。

付属されているアイスクリームやお花、ユニコーン等のパーツを自由に配置すれば、僕or私だけの、オリジナルユニコーンハウスが簡単に作れます。

手作りダンボールハウスでは寂しくなりがちな内側だって、このパーツで飾れば、華やかにぎやかです!

・お手頃価格

ネットショッピングサイトで、価格の安い順で並べた先頭の商品と比べると、正直な話、ユニコーンハウスは高いです。

しかし、パッと見ただけで、クオリティの差が充分お分かりいただけると思います。

無地や真っ白のダンボールハウスは、アレンジするためのシールやらリメイクシートやらを買う必要があるかもしれませんが、ユニコーンハウスなら不要です。

つまり、これひとつ買っておけば、買い足すものは何もないのです!

・見た目の完成度が高い

こちらはユニコーンハウスの商品ページをご覧いただければ、私があれこれ言わずとも、ご理解いただけるでしょう。

掲載されている画像でもその良さが伝わると思いますが、実物はもっと素敵ですよ!

・機能性に優れている

ダンボールハウスの中は、とかく暗くなりがち。

その点ユニコーンハウスは、複数箇所に窓があり、安心です。

また、簡単に組み立てられるということは、逆に解体するのも簡単ということ。

ちょっと来客があるのでたたみたい、といった時にも、簡単にぺたんこにして、隙間に収納しておけます。

【まとめ】

ダンボールハウスを手作りするのは、なかなか大変だということがお分かりいただけたでしょうか。

それでも、手作りダンボールハウスには、市販品にはない温かみがあります。

子供が製作者である親の気持ちをくんで、ダンボールハウスを大事に使ってくれるかどうかは分かりませんが、親としては「子供に作ってあげた」という満足感があるでしょう。

だがしかし、面倒くさがりな私は、市販品を選びます……。

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